第95回大韓民国全国体育大会 済州島国体 優勝

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2014年10月28日から、韓国・済州島で行われた第95回全国体育大会に監督・コーチ4名と選手15名の計19名の選手団を派遣した。過去2年、得失点差で無敗のまま予選リーグ敗退を喫したりGKの登録を認められず決勝で辛酸を舐めたりと悔しい終わり方をしていた。

今回の済州島大会については、当協会会長の金英明にも並々ならぬ思いがあった。なぜなら、本年5月に亡くなった当協会前会長の故韓龍化氏が済州島出身であり、16年前の1998年に行われた同大会では、故韓龍化氏が監督を務め現会長の金英明が主将で大会に臨み、見事優勝を飾ったという歴史があったためだ。そのような背景があったため、今回は是が非でも 故韓龍化氏のためにも優勝を奪還するという思いが強くあった。今年の監督を務めたのは、当協会からKリーグ慶南FCでプロとなった金宏明。コーチはNリーグ(韓国2部)でプレーした金朝太と当協会副会長の金英植。

予選リーグ2試合を危なげなく勝ち進み、いよいよ準決勝で迎え撃つは優勝候補の中国。中国と比較した時に、身体の大きさやスピードでかなり厳しい試合になると思っていた。しかし前半4分の電光石火のカウンターで、あっさり中国から1点を先取するも、その後は中国の波状攻撃が続き、危ない場面も多々あった。しかし、DF陣が踏ん張りこれを跳ね返し、再びカウンターをしかけ、FW2人で中国DFを振り切り2点目を奪取。このまま前半終了かと思われた終了間際にさらに1点追加で、中国の勢いを完全に奪い、後半も勢いは在日に。終わってみれば6対1という大差で見事に勝利を収めた。

翌日の決勝戦。昨年に続きこちらも優勝候補のオーストラリア戦。中国同様に身体も大きくスピードもあり、さらにファイトむき出しの少々荒っぽい相手だった。準決勝に臨む前に話した通り、気持ちで負けることなく「在日魂を見せてこい」と選手たちを送り出し、キックオフ。

ボールの支配率はイーブンで滑り出したが、相手のゴール前に進む回数は在日の方が上回っていた。こう着状態が続く中、チャンスは作るものの選手たちに緊張感がありすぎて、どうしてもゴールに結びつかない。オーストラリアはプロ経験者を軸に、サイドからの縦の突破を幾度も試みるが、DFの落ち着いたカバーリングで、ピンチには至らなかった。中々決め手がないまま、前半終了を迎え後半戦に。在日は後半戦もスタミナを切らすことなく走り続け、相手の攻撃に対しては高い位置からプレッシャーをかけることで人数をかけて相手からボールを奪うことが出来ていた。しかし最後まで双方ともゴールを割ることが出来ず、そのままPK戦へ。

在日先攻で始まったPK戦は、GKが2本止めるという活躍を見せ、4対2で勝利!見事昨年の雪辱を晴らすとともに、故韓龍化氏に最高の結果をプレゼントすることが出来ました!

この大会に参加するにあたり、在日本大韓体育会並びに蹴球協会を応援してくれている皆様、監督・スタッフ・選手の諸君に改めて心より御礼申し上げます!本当にありがとうございました!진심으로 감사드립니다!

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