2000年12月15日 在日大韓蹴球団発足

優秀選手を発掘し韓日両プロに輩出へ

在日同胞にとって古くから特別の思いを抱いているスポーツ、サッカーの在日同胞常設代表チーム「在日大韓蹴球団」は2000年12月15日に誕生した。同日、東京大手町の経団連会館で記者発表と結成記念式を行った。朝鮮籍同胞7人を含む20人で構成したチームは、2001年3月に韓国で行わた大統領杯で公式デビューした。その後、大統領杯を中心に韓国や日本で「在日」としての存在をアピールし、優秀な選手のKリーグやJリーグへの輩出をめざしている。

朝鮮籍7人を受け入れ

在日大韓蹴球団(宋一烈団長)は在日本大韓蹴球協会が2000年3月からのセレクションなどを通じて結成を進めていたもので、高校生や大学生、社会人など18歳から31歳まで同胞選手20人を選抜した。現役の朝鮮高校生をはじめ、朝鮮大学出身者ら朝鮮籍選手7人も受け入れた。また、元JリーガーやKリーガー経験者も含まれている。初代監督は元日産自動車(現横浜F・マリノス)のDFだった、山本裕司さんが担った。結成した蹴球団は2001年春の大統領杯が公式デビュー。その後、大統領杯を中心に韓国や日本で「在日」としての存在をアピールし、優秀な選手のKリーグやJリーグへの輩出をめざしている。

制限あるなら韓国で活躍を

日本国内では国籍の関係で「在日チーム」は地域レベルでのリーグ活動しか認められていない。また、Jリーグの場合も、日本の高校などを卒業すれば日本人と同扱いが与えられる「在日特別枠」があるが、これはわずか1人。宋会長は「1という数字はゼロと同じ。それならば制限のない韓国に行こうと思い蹴球団を結成した。将来は優秀な選手をKリーグやJリーグに輩出し、在日同胞の子どもたちにとっても夢を与えるチームに育てたい」と話していた。既に、蹴球団の中から2人の選手がKリーグ入団が内定している。

元韓日代表が期待と激励

会見後の記念パーティには、呂健二民団中央副団長をはじめ、民団、体育会関係者ら250人が参席した。さらに40年前の在日同胞代表イレブンたちも顔を連ね、新世紀への結集をともに喜び合った。また、韓日サッカー界から、李会沢・全南ドラゴンズ監督、趙榮増・韓国ユース代表監督、崔淳鎬・浦頄スティラーズ監督、元日本代表監督の森孝慈氏、元日本代表の金田喜稔氏、木村和司氏ら、元韓日国家代表らが激励に駆けつけたほか、大韓サッカー協会の鄭夢準会長からも激励のメッセージが寄せられた。蹴球団は毎年春に韓国で行われる大統領杯サッカー大会に連続出場している。

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